バセドウ病と橋本病、症状の違いをわかりやすくまとめました

バセドウ病橋本病、どちらも甲状腺の病気で、首が腫れていることから病気が発覚することが多く、症状も似ている、と思われがちですが、症状が似ているのは首の腫れのみで、その他の症状は、反対の症状が起こります。

頭痛おあばさん1

バセドウ病と橋本病の違いについて、症状や原因について詳しくまとめました。

Sponsored Link

バセドウ病、橋本病とは?

バセドウ病も橋本病も、甲状腺に起こる病気ですが、それぞれのメカニズムは全く違います。

バセドウ病は、甲状腺機能亢進症の代表的な病気で、甲状腺の機能が亢進して、ホルモン分泌が過剰になる病気です。
一方、橋本病は、甲状腺機能低下症で、その名の通り、甲状腺の炎症によって機能が低下して、ホルモン分泌が不足する病気です。

どちらの病気も、気がつかないまま見落とされたり、更年期障害と間違えられたりするケースが多いですが、見つかる場合は、首の腫れから甲状腺の病気を疑って受診するケースが多いそうです。

バセドウ病、橋本病も甲状腺が腫れる為、首が腫れる、太くなるなどの症状が出ますが、それ以外の症状は、ほぼ真逆の症状が起こります。

病院2
バセドウ病の症状と特徴

・首の腫れ
・眼球の突出
・頻脈、動悸、高血圧
・食べるのに痩せる
・下痢
・動いていないのに、24時間ジョギングしているように体力を消耗する
・手指の震え
・手足のマヒ
・暑がり、多汗
・イライラする、興奮する
・早口になる
・月経の異常(月経が少なくなる、無月経になる)

バセドウ病は、特に更年期障害の症状と似ているため、首の腫れや眼球の突出などの症状がないと、見落とされがちな病気です。
女性に多く、年代で見ると20~30代に多く発症しています。次に40~50代で、15歳以下は全体の3%にすぎず、ほとんど発症しません。

甲状腺は首の前の部分にあり、腫れてくるとわかりますが、腫れの大きさは人それぞれです。腫れるだけで、痛みはありません。また、首が腫れているから、息苦しく感じる、飲みこむ時につっかえるような感じがする、という症状を訴える人もいるそうですが、基本的にはそのようなことはありません。また、腫れの大きさとバセドウの症状の重さは関係ありません。

目が突出している = バセドウ病 と認識されている方も多いと思いますが、バセドウ病でも、目が飛び出る症状が出るのは、2~3割程度の患者だけです。目が飛び出てくるのは、眼球の奥の筋肉、脂肪が自己抗体で刺激を受け、炎症やむくみを起こす為です。眼球突出の症状が出ると、視力障害が起きたり、他の障害が起こることもあります。

眼球1

橋本病の症状と特徴

・首の腫れ
・冷え性、寒がりになる
・肌が乾燥する、肌が蒼白に見える
・体重が増える
・顔つきが変わってくる
・声が低くなる、しわがれる
・ろれつが回らなくなる
・物忘れが激しくなる
・集中力、思考力がなくなる
・便秘になる
・脈がゆっくりになる
・月経過多になる

橋本病は、初期はほとんど症状が現れず、首の腫れだけあります。同じように首の腫れはありますが、バセドウ病の甲状腺腫はやわらかく、表面はなめらかですが、橋本病は表面がゴツゴツしていて硬くなり、時にはしこり状になることがあります。

橋本病は、バセドウ病よりもさらに女性に多い病気で、男女比は1対17と言われ、一説には1対30ともいわれています。20~50歳に多く、バセドウ病より高い年齢でなりやすい、と言われています。

その他の症状は、バセドウ病とほぼ反対の症状が起こります。橋本病は新陳代謝が悪くなり、代謝が悪くなることで、肌の乾燥、体重増加、顔つきが変わる、声が低くなるなどの症状を引き起こします。

体重増加などは、むくみが原因です。体の中に余分な水分が蓄えられることで、体がむくんで、食べる量は増えてないのに体重が増加します。顔つきが変わるのも、むくみによるもので、まぶたが腫れる、唇が腫れる、頬が垂れさがるなど、ボーっとした顔つきになります。さらに舌もむくむため、ろれつが回らなくなり、粘膜にまでおよぶと、声が低くなったり、しわがれたりします。

体重計1

バセドウ病と橋本病の治療法

バセドウ病は、薬による治療、放射性ヨードのカプセル服用、手術の3つの治療法から、医師と相談して、自分に最適な治療法を選択します。どの治療法も、それぞれメリット、デメリットがある為、自分に合うものを選ぶ必要があります。

橋本病は、血液検査をして、甲状腺ホルモンの状態が正常なら、特に体に不都合はない為、治療の必要がありません。甲状腺ホルモンが不足している場合のみ、甲状腺ホルモンを薬で補う、という治療法が行われます。

バセドウ病も橋本病も、詳しい原因は不明と言われていますが、遺伝的な要因が大きいと考えられています。家系に甲状腺の病気を持っている人がいる場合は、気になる症状があれば、病院で詳しい検査を受けると安心です。

Sponsored Link
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
コメントの入力は終了しました。