痛風はプリン体と関係ない?痛風、高尿酸血症で気をつけるべき食事とは?

痛風と言えば、プリン体を多く含んだ食品はNG!というイメージが強いですが、これは一昔前のこと、実は今は、そこまでプリン体を含んだ食品に対して神経質になる必要はない、と言われています。

老夫婦の食事1

痛風(高尿酸血症)とプリン体の関係についてや、その他で気をつけるべき食生活についてまとめました。

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痛風とプリン体は関係ない??

かつては、痛風になるとプリン体の摂取を厳しく制限される食事療法が主流でした。おいしい食品にはプリン体が含まれていると言われ、その為、痛風発作が起きた人は、「あぁ、これでもうビールとおいしい食事は食べられない」と嘆いたものです(笑)

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ですが、ここ最近の治療では、そこまでプリン体摂取について、神経質になる必要はない、とされています。

様々な研究が進むにつれ、実は食品から体内に入るプリン体は、わずか10~20%にすぎず、残りの80~90%は、体内で作られていることがわかった為です。

さらに食品に含まれているプリン体のほとんどが、腸管内で分解される、ということもわかっています。

プリン体の摂取を控えても、血中の尿酸値は1.0mg/dL程度しか低下しないことが実際にわかっています。つまりプリン体をそこまで制限しても、あまり意味がない!ということ。

その為、以前ほどプリン体摂取を厳しく制限することはなく、大量に続けて摂取しなければ問題ない、と言われています。1日の摂取量が400mgを超えなければOKです。

とはいえ、プリン体と痛風は関係ない!と安心して、過剰摂取するのは禁物です。食品100g中に、プリン体を200mg以上含む食品を、高プリン体食品と言いますが、高プリン体食品の食べすぎには注意しましょう。

プリン体は、アミノ酸、脂肪と並ぶ三大旨味成分のひとつと言われています。つまり美味しいものにはプリン体が含まれています。その為、あまりプリン体を制限すると、食事の楽しみもなくなってしまうので、1日400mgを超えないように注意して、おいしい食事を楽しんで下さい。

さらにプリン体は、調理方法によって量を減らすことができます。水に溶けやすい為、煮る、茹でる、といった調理法なら、プリン体が減らせます。ただし、煮汁を飲んだり、魚介、肉類を使った鍋物の後の、しめの雑炊などはNGです。

プリン体が極めて多い食品(300mg以上)
鶏レバー、いさき白子、まいわしの干物、干ししいたけ、かつお節、煮干し、干しエビ、ちりめんじゃこ、しらす干し、あん肝(酒蒸し)

プリン体が多い食品(200mg以上)
豚レバー、牛レバー、かつお、まいわし、大正えび、まあじの干物、さんまの干物

※100mg中の総プリン体の重量です。

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痛風はビールはNG?

ビールもプリン体を多く含んだお酒として認識されています。プリン体摂取にそこまで神経質になる必要がないなら、ビールもOK?と思われるかも知れませんが、お酒は適量を守るようにします。

というのも、ビールに含まれるプリン体が問題なのではなく、アルコールには尿酸の産生を促進すると同時に、尿酸の排泄を抑える作用がある為です。さらにアルコールの飲みすぎは肥満を招いたり、肝障害を引き起こす原因にもなる為、飲みすぎには注意、最低でも週に2日は休肝日を作るのが望ましいです。

食品に含まれるプリン体は、消化・吸収というプロセスを経て体内に取り込まれる為、吸収されるまで時間がかかりますが、アルコールは、体内に入るとすぐに吸収されます。その為、尿酸値の上昇に結びつきやすいという特徴があります。お酒を飲んだ翌日に痛風発作が起こりやすいのはその為なんです。

完全にお酒はNG!という訳ではありませんが、くれぐれも飲みすぎには注意が必要です。ただ、尿酸値が8.0mg/dL以上の場合は、痛風発作がかなり起きやすいので、アルコールは控えた方が無難です。

医者1

尿酸値を下げる為の食生活とは?

・カロリー過多に気をつける(適正カロリーを超えない)
・1日3食、規則正しく、バランスの良い食事を摂る
・野菜を1日350g以上食べる
・牛乳、乳製品(牛乳200ml、チーズ20g)を毎日摂る
・塩分を控える

尿酸値を下げる為の生活習慣とは?

・水分をたっぷり摂る
・適度な運動をする(ウォーキングなどの有酸素運動)
・肥満を解消する
・ストレスをためない

老夫婦の運動1

尿酸値が高めの方は、いつ痛風発作に襲われるかわかりません。食生活、生活習慣を見直して、尿酸値を下げる努力をしましょう。
痛風とは、その名の通り、風が吹いても痛い、と言われるほどの激痛です。人によっては、あまりの痛さに骨が折れてると感違いして、整形外科を受診する人も少なくないとか・・・。

痛風の詳しい症状や痛風発作が起きた時の対処法はコチラ > 痛風とは

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