肌がピリピリする、刺すような痛みは帯状疱疹かも?帯状疱疹について詳しく説明

突然、肌がヒリヒリする、ピリピリする、針で刺すような痛みを感じた場合に考えられるのが、帯状疱疹という病気です。

悩み5
帯状疱疹の症状や治療法、予防法などについて詳しくまとめました。

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帯状疱疹とは?

帯状疱疹とは、帯状疱疹ウイルス(VZV)によって引き起こされるもので、このウイルスに初めて感染すると水ぼうそうになり、この時にできた発疹などで増殖したウイルスが神経を伝わって知覚神経の神経節にもぐり込み遺伝子の形で潜伏します。その後、何年、もしくは何十年経過してから、何らかの原因で潜伏していたウイルスが再活性化して発症するのが帯状疱疹です。

水ぼうそうと帯状疱疹のウイルスは同じの為、水ぼうそうにかかった人は、帯状疱疹が発症する恐れがある、ということです。

帯状疱疹の原因

ウイルスが再活性化する仕組みはまだはっきりとは解明されていませんが、考えられる原因に、下記のようなものがあります。

・過労、ストレスなどで免疫機能が低下した
・加齢によって免疫機能が低下した
・内臓の悪性腫瘍、エイズなどの免疫不全疾患によって免疫機能が低下した
・手術や放射線照射によって、免疫機能が低下した

このようなことが原因と考えられている為、患者が増えるのは決算期や連休後、年の暮れ、お盆の後など、疲労が重なる時期です。ストレスも大きく影響している為、環境が変わった直後なども発症しやすいと言われています。

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帯状疱疹はうつる?

帯状疱疹の水ぶくれにふれても、他の人に感染することはありません。ただ、水ぼうそうのワクチンを接種しておらず、水ぼうそうにかかったことがない人が帯状疱疹に触れると、水ぼうそうに感染する恐れがあります。

帯状疱疹の症状

・神経痛に似たような、皮膚がピリピリする、ヒリヒリする、刺すような痛みを感じるなど、皮膚の知覚異常
・皮膚のかゆみ
・赤い発疹(虫さされのような)
・軽度の発熱、リンパ節腫脹、頭痛などの全身症状
・発疹上に小さな水ぶくれ

上記の症状が順番に現れます。初期に皮膚の知覚異常、痒みがおこり、赤い発疹ができる時に、全身症状が見られることがあります。その後、水ぶくれを多発して、水ぶくれは最初は透明で、そのうち黄色い膿疱となり、6~8日でやぶれてただれます。

発疹ができてから約2週間でかさぶたになり、約3週間でかさぶたも取れて、痛みもなくなってきますが、皮膚症状が治まった後でも、痛みが数ヵ月、場合によっては数年続くケースもあります。これは、帯状疱疹後神経痛と呼ばれています。

痛みの強さは人それぞれで、何となく違和感を感じる、痒みがある程度の人もあれば、針で刺すような痛みがある、痛みで夜も眠れない、など様々です。

発疹ができるのは、体の左右どちらかの片側のみです。
帯状疱疹発症から治癒までの期間は、平均20日前後です。

帯状疱疹の治療法

帯状疱疹が疑われる場合は、皮膚科を受診するようにして下さい。治療は、抗ウイルス薬による治療が基本となります。できるだけ早く治療を開始する必要があります。というのも、抗ウイルス薬はウイルスを殺すのではなく、増殖を防ぐ薬の為、ウイルスが増えてしまってから投与しても、効果を発揮できません。発疹が出たり、水ぶくれになったなど、初期の段階で服用することが重要です。

早期に抗ウイルス薬を服用することは、治療を早めるのはもちろんですが、帯状疱疹後神経痛を予防する効果もあると言われています。

皮膚に対する治療は、非ステロイド抗炎症薬を用いたり、水ぶくれを形成する水疱期以後なら、細菌による二次感染を防ぐ為に抗生物質軟膏などの化膿疾患外用薬を用い、潰瘍を形成したものに対しては、潰瘍治療薬を貼付します。

痛みが激しい場合、麻痺が見られる場合は、ステロイド薬を内服、もしくは点滴静注して炎症を抑えることもあります。重症の場合は、入院して抗ウイルス薬の静脈点滴を行います。

帯状疱疹の予防法

帯状疱疹は、水ぼうそうのワクチン接種で予防することができます。小さい頃に水ぼうそうにかかっている、もしくはワクチンを接種していると、ウイルスに対する免疫ができますが、20年ぐらいたつとその働きが低下している為、大人になってから、再度水ぼうそうのワクチンを接種することで、帯状疱疹の発症を防ぐことができます。

帯状疱疹が発症する年代のピークは、20代と50代と言われています。20代は子どもの頃に出来た免疫が弱まる為で、50代は免疫力自体が弱まることが原因です。

その為、効果的なワクチンの打ち方は20歳前後と50歳前後です。ただワクチンは任意接種なので保険が適用されない為、全額自己負担となります。

若い頃に帯状疱疹になったとしても、軽症で済むことが多いですが、高齢になってから発症すると、重症化し治りが遅い傾向にあります。その為、20歳、50歳のどちらもワクチンを打つのは経済的に・・・と迷うのであれば、50歳頃にだけ接種しておく、という選択もあります。

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帯状疱疹はワクチン以外では予防することができません。その為、発症したら早急に皮膚科を受診して、早期に治療を開始することが重要です。

帯状疱疹は体のどこに出るかわかりません。何となく痛い、など神経痛を感じたら、そのまま放置せず、まずは帯状疱疹を疑って、皮膚科を受診して下さい。

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