味覚障害の原因は亜鉛不足!?味覚障害は何科を受診するのか?症状、治療法などのまとめ

・味がわからない
・味覚が変わった
・味が薄いと感じる

このように味覚に異常が見られる病気が味覚障害という病気で、年々、味覚障害の患者が増えているそうです。その背景には、高齢化や若い人を中心とした食生活の乱れがあると言われています。

食べる女性1

味覚に障害があると、糖分や塩分と過剰に摂ってしまったり、食事の楽しさが得られなくなって、生活の質を落とすことになるなどの弊害も出てきます。

味覚がおかしいな、と感じた場合は、早めに医療機関を受診しましょう。味覚障害の主な症状や原因、治療法などをまとめました。

Sponsored Link

味覚障害の症状

・味が薄いと感じる
・味が全くわからなくなる

味覚障害は、主にこの2つの症状を訴える患者さんが多いそうです。

味が薄いと感じるのは、自分ではなかなか気づきにくく、家族と住んでいる場合に、料理の味付けが濃くなったと言われる、、自分ひとりだけ薄く感じている、などから気づくことがあります。

味が全くわからないのは、例えば甘いケーキを食べても、スポンジを食べているような気がする、などです。

その他にも、人によって様々な症状があり、

・本来の味とは違う味に感じる(甘いものを苦い、酸っぱいものを辛いなど)
・いつもの味と違って感じられる
・口の中に食べ物がなくても、苦みや甘みなどを感じる
・何を食べても嫌な味に感じてしまう

などがあります。

味覚障害は何科を受診?

味覚に異常を感じたら、耳鼻咽喉科を受診します。味覚外来がある病院なら、味覚外来を受診します。

味覚障害の検査方法

・電気味覚検査・・・電極を当てて、舌の神経の働きを調べる
・ろ紙ディスク法・・・溶液をろ紙に含ませて、4種類の味の感じ方を調べる

どちらかの検査を行い、さらに血液中の亜鉛量を調べる為に、血液検査も行います。

血液検査1

味覚障害の原因

味覚障害の原因は、味を感じる「舌」に原因がある場合か、感じた味を脳に伝える「神経」に原因にある場合のどちらかに大きく分けられます。

舌に原因がある場合

味覚障害のほとんどが舌に原因があると言われ、亜鉛不足が主な原因です。舌の表面には、味を感知する小さな器官が多く存在していて、これを味蕾(みらい)といいます。ひとつの味蕾で、甘み、苦み、酸み、塩み、うまみのすべてを感じることができます。

味蕾は7~10日で新しい細胞と入れ替わるほど新陳代謝が活発ですが、亜鉛が不足すると味蕾の細胞が再生しにくくなります。亜鉛不足によって味蕾が減っていき、その結果、味覚に異常をきたすことになってしまいます。

日本人の1日の亜鉛摂取量は1日15mg(成人)ですが、実際には、平均7.8mgしか摂れていないそうです。元々ほとんどの人が亜鉛不足気味なので、さらに食生活が乱れていると、亜鉛をほとんど摂取できていない人も多く、味覚障害を引き起こします。

亜鉛を多く含む牛肉、レバー、チーズ、かき、かに、いわし、しいたけ、わかめ、ひじき、もずくなどを積極的に摂る必要があります。

牡蠣1

神経に原因がある場合

神経に問題が生じるのは、脳卒中や脳の外傷、耳の手術の合併症などの場合です。

その他の原因

薬の副作用・・・薬の副作用で、亜鉛が排泄されてしまう場合があります。(抗がん剤、降圧剤など、長期に服用する生活習慣病の薬)

全身疾患・・・糖尿病、貧血、肝臓病、腎臓病などでも亜鉛不足になりやすいです

味蕾のダメージ・・・風邪や喫煙などで、味蕾がダメージを受けていることもあります

精神的なもの・・・ストレス、うつでも味覚障害の症状が出ることもあります

味覚障害の治療法

味覚障害の原因が、亜鉛不足によるものであれば、亜鉛製剤を服用して、亜鉛を補います。不足している亜鉛が補われると、味蕾が再生され、だんだん味を感じやすくなります。

効果が出るのは個人差がありますが、3~6ヵ月程度、回復まで時間がかかると言われます。7~8割の人が効果を実感できているので、時間がかかったとしても根気よく治療を続けていくことが重要です。

うつやストレスが原因の場合は、精神科、心療内科での治療となり、抗うつ薬や抗不安薬などを服用したり、カウンセリングを行って、ストレスを排除するような心の治療が行われます。

服用している薬の副作用で亜鉛不足になっている場合は、その病気の担当医と相談し、不要な薬がないかを見直し、薬の種類、量を必要最小限にしていきます。

老夫婦の食事1

味覚に異常があると、食事の楽しさ、満足感が感じられなくなり、生活の質が低下してしまいます。味が薄く感じる症状があると、塩分、糖分の摂り過ぎにつながり、生活習慣病を招く恐れもあります。

食欲そのものがなくなってしまう場合もあり、体力、抵抗力も下がってしまうなど、様々な弊害をもたらしてしまいます。

治療を早く始めれば、その分改善も早いので、少しでも味覚に異常を感じたら、早めに耳鼻咽喉科を受診するようにしましょう。

Sponsored Link
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
コメントの入力は終了しました。