リウマチの症状や抗リウマチ薬の副作用、種類についてまとめました

関節リウマチの治療は抗リウマチ薬の服用が基本となります。

首が痛い

リウマチの症状や、抗リウマチ薬の種類、副作用などについて詳しくまとめました。

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リウマチの原因と症状

関節リウマチは、元々関節リウマチになりやすい要素を持っている人が(多くは遺伝)病気になりやすい環境に置かれた時に、免疫異常が起こり、関節リウマチが発症します。自分の免疫系が自分自身の細胞を攻撃して、手首、ひじ、ひざ、足指など全身の関節が腫れたり、痛くなったりします。

関節リウマチの治療法

関節リウマチの治療には、主に抗リウマチ薬が用いられ、作用の強弱によるタイプ別に何種類かあり、軽症、中症~重症で使い分けられます。

痛みに対しては、非ステロイド抗炎症薬やステロイド薬を服用したり、関節にステロイドを注射することもあります。

抗リウマチ薬から服用し、3ヵ月ごとに関節炎の状態をチェックし、薬が効いているかを確認します。薬が効いていればそのまま続行で、効いていない場合は、薬の種類を変えたり、強力な薬が追加されます。

その他にもリウマチ体操、装具療法、手術などが行われる場合もあります。

病院2

抗リウマチ薬の種類

抗リウマチ薬は、免疫異常を改善することで疾患活動性を抑える薬です。作用の強弱によって大きく二つに分けられ、弱いタイプの薬の代表的なものはアザルフィジンENやリマチルなど、強力なタイプの薬の代表的なものはリウマトレックスが一般的です。

早い段階から抗リウマチ薬を使うことで、疾患活動性を抑えることができ、関節破壊や変形を抑え、寛解に至りやすい、と言われています。

抗リウマチ薬の問題点

リウマチの治療法の基本となるのが抗リウマチ薬の服用ですが、抗リウマチ薬には様々な問題点があります。効果が現れるまで時間がかかる点、さらに副作用、レスポンダー・ノンレスポンダー、エスケープ現象などです。

それぞれの問題点について詳しく説明します。

●効果が現れるまでの時間が長い

抗リウマチ薬は、服用を始めてもすぐに効果が現れる訳ではなく、個人差はありますが、1~3ヵ月程度かかると言われています。その間は症状を抑えることができない為、非ステロイド炎症薬、ステロイド薬などを使って、痛みを和らげるなどの症状を抑えることになります。

●抗リウマチ薬の副作用

抗リウマチ薬には、副作用が出やすいという特徴もあります。

・皮膚の発疹
・間質性肺炎
・肝障害
・口内炎
・下痢
・味覚障害
・胃腸障害
・膀胱炎
・多毛症
・脱毛
・不妊

などが主な副作用で、副作用が現れるのは人それぞれで、使い始めて数日で出る人もいれば、数週間後に出る人もいます。

副作用が出ていないかチェックする為に、定期的に血液検査やX線検査を行い、副作用が万が一出た場合には、他の抗リウマチ薬に変えられます。

●レスポンダー・ノンレスポンダーとは?

抗リウマチ薬には副作用の他に、レスポンダー・ノンレスポンダーという問題があります。これは、同じ薬でも、効く人、効かない人がいる、ということです。薬が効くのをレスポンダー、薬が効かないのをノンレスポンダーと言います。

あるデータでは、抗リウマチ薬が効く割合は2/3と言われています(ひとつの抗リウマチ薬につき)。つまり100人が飲んだ場合、効くのは66~67人、残りの33人には効かない、という計算になります。

その為、抗リウマチ薬を飲んでも、ノンレスポンダーだった場合は、他の薬を試す必要があり、その間はリウマチの症状を抑えることができません。

●エスケープ現象とは?

それまで飲んでいて効いていたのに、ある時を堺に効かなくなることをエスケープ現象と言います。抗リウマチ薬では、比較的エスケープ現象がおこる確率が高いと言われています。その場合は、抗リウマチ薬を他のものに変える、量を追加するなどの処置が行われます。

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非ステロイド抗炎症薬の副作用

非ステロイド抗炎症薬は、解熱、鎮痛、消炎を目的として使われます。服用後30分から1時間程度で効果が現れます。抗リウマチ薬の効果が現れてくるまでの痛み止めに、暫定的に使われたり、症状が悪化するなどが想定される時の頓服として使用されます。

副作用は、吐き気、胃の痛み、消化管出血、胃潰瘍などの胃腸障害や皮膚の発疹やぜんそく発作、むくみ、肝障害、腎機能の低下などがあります。

服用の際には、空腹時を避ける、胃粘膜を保護する胃薬を併用するなどで予防します。

ステロイド薬の副作用

ステロイドは、私たちの体の副腎皮質という部分から分泌されているホルモンで、生きて行く上で欠かせない重要な働きをしています。このステロイドをもとに作られた薬がステロイド薬で、免疫系の働きを抑えたり、炎症を強く抑える作用があります。

関節リウマチではステロイド薬を服用して、関節で起こっている炎症をおさえて痛みを取ります。ステロイド薬の副作用で代表的なものは、ムーンフェイスと呼ばれる顔がまん丸になるものや、体の中心部に脂肪がついて手足が細くなる中心性肥満などです。

肥満が進んで心筋梗塞や狭心症を起こしたり、高血圧、高コレステロール血症を引き起こしたり、骨粗鬆症、胃潰瘍、糖尿病、感染症、精神症状を引き起こすこともあります。

定期的に検査を行い、薬の量を調節する、食生活に気をつけるなどで副作用を予防したり、抑えたりします。

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関節リウマチの治療のポイントは、早期に治療を始め、途中でやめないことです。薬が効くまでに時間がかかったり、副作用があったりしても、自己判断で薬を飲むのをやめたり、コロコロと病院を変えたりしないようにします。

関節リウマチは治癒、という考えではなく寛解かんかいを目標とする病気です。完全に治すのではなく、検査の数値を正常にし、症状が現れないのを目指すことを言います。関節リウマチは長く付き合っていかなくてはいけない病気です。その為に、使用する薬や副作用の事について、しっかり知識をつけておきましょう。

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