生理痛をやわらげるセルフケア方法、病院で行う治療などのまとめ

生理が来るたびに生理痛に悩まされる人も少なくなく、ひどい人は仕事や学校も休んでしまう、という方もいますよね。あまりにひどい場合は、他の病気が隠れている可能性もあるので、一度婦人科で受診するのがオススメです。

腹痛1

自分でできる生理痛をやわらげる方法や、病院で行われる生理痛の治療法について詳しくまとめました。

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生理痛の原因

生理痛(月経痛)を起こさせている原因のひとつは、子宮内膜から分泌されるプロスタグランディンという物質です。これは子宮を収縮させて、月経血を子宮の中から体外へ押し出す働きをしています。月経のときに下腹部が痛くなるのはこの子宮の収縮によるものです。プロスタグランディンの量が多いと、子宮の収縮がそれだけ強く起きてより痛みが強くなります。

また、プロスダグランディンには血管を収縮させる働きもあるので、血液の流れが悪くなり、その結果、頭痛や肩凝りなどの不快症状も現れてきます。

生理痛の種類

鎮痛剤を飲んでも痛みがおさまらず、仕事、学校を休んでしまうなど、日常生活に支障が出るほどのひどい月経痛を月経困難症と言います。月経困難症の中でも「器質性月経困難症」「機能性月経困難症」の2種類があります。

●器質性月経困難症
何か原因となる病気がある為に、強い月経痛が起きているもの。子宮内膜症や子宮筋腫、子宮腺筋症などの病気があり、そのひとつの症状として強い月経痛が現れます。

●機能性月経困難症
とくに原因となる病気はなく、体質などによって月経痛が強く現れるもの。もともと月経痛を起こす原因であるプロスタグランディンの分泌量が多かったり、子宮頸管部分が細くかたいなどが原因と考えられています。

自分でできる生理痛をやわらげる方法

●鎮痛剤を服用する
鎮痛剤を頻繁に服用するのは体によくない、そのうち効かなくなる、などと誤解している方も多いようですが、用法を守って服用すればまったく問題はなく、辛い生理痛を乗り切る一つの方法です。

市販されている鎮痛剤で多いのが、プロスタグランディンの生成を抑える作用があるタイプで、痛みが限界になってから飲むのは遅いので、鎮痛剤を飲んでも効果が得られません。その為、痛くなる前に薬を飲むのが最も効果的です。

毎回生理のたびに辛い痛みに悩まされている人は、だいたい痛みのピークがわかっていると思うので、ピークがくる前に早めに飲むようにします。ただ鎮痛剤は胃腸を荒らす副作用があるものが多いので、空腹時は避けるようにします。

●体を温める
体の冷えは血行を悪くして、月経痛をひどくします。その為、生理の時はいつもより体を温め冷やさないようにします。お風呂にゆっくり浸かったり、生理の時にお風呂に浸かるのが抵抗ある場合は、足湯だけでも効果的です。

他にもカイロで背中、下腹部を温めたり、しょうがなど体を温めるものを食べるなどして、体を芯から温めるようにします。

●食事、服装に気をつける
生理中は血行が悪くなりがちなので、血行を悪くするような体を締め付ける洋服は着ないようにします。特に骨盤内のうっ血を防ぐ為に、下半身を締め付けるような服装は避けるべきです。

食事は、血液の流れをよくするビタミンEを積極的に摂るようにします。かぼちゃ、アボカド、イワシ、ウナギ、落花生、アーモンドなどのナッツ類に多く含まれています。

薬1

病院で行う生理痛をやわらげる治療法

セルフケアを行っても生理痛が治まらない場合は、我慢せずに婦人科を受診してみて下さい。子宮内膜症や子宮筋腫の可能性もある為、一度検査しておくと安心です。検査を行い、特に病気が見つからなかった場合は、鎮痛剤、低用量ピル、漢方薬などが処方されます。

●鎮痛剤
市販のものと同じでプロスタグランディンの生成を抑える薬が処方されますが、薬の強さは、穏やかなものから強いものまであり、その人の痛みに合わせたものが処方されるので、市販薬より改善に効果が期待できます。

●低用量ピル
低用量ピルは排卵を止めて子宮内膜が厚くなるのを抑える働きがあります。子宮内膜がはがれて体外に排出されるのが月経なので、子宮内膜の厚みが少なければ月経血の量は減り、月経血を押し出す為の子宮の収縮も少なく済みます。避妊の為、と思われているピルですが、月経痛の緩和にも効果を発揮します。

●漢方薬
漢方薬は痛みの部分だけを改善するのではなく、全身症状をよくすることで痛みの原因を改善していく治療薬です。鎮痛剤のように即効性はありませんが、血行をよくしたり、冷えを改善して月経痛をやわらげる為に有効です。

ただ漢方薬は、その人の体質、症状に合ったものでないと効果が現れないこともあります。2週間ぐらい飲むと、その漢方薬が痔運に合っているか合っていないかがわかり、1~2ヵ月ぐらいで、何となく体調の改善に効果を実感できるようになります。

医者3

生理痛は個人差があります。毎月来るものなので、あまりに痛みが激しく日常生活に支障をきたす場合は無理をせず、婦人科を受診して、薬などを処方してもらって下さい。

他にも、冷え、ストレス、タバコも生理痛を悪化させる原因になるので、生理痛がひどい方は、これらの事にも注意して、日常生活を送りましょう。

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