盲腸(虫垂炎)の症状や治療法などのまとめ

急に激しい腹痛が起こると盲腸虫垂炎?と疑ってしまいますよね。

腹痛1

盲腸の症状や原因、治療法などについて詳しくまとめました。

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盲腸(虫垂炎)とは?

急に激しい腹痛を訴える病気を総称して急性腹症と言いますが、虫垂炎はその中でも最も頻度の高いもので、15人に1人が発症すると言われています。発症のピークは10~20代で、高齢者でも発症することもあります。男女関係なく発症します。

虫垂炎という名称が正しいですが、一般には「盲腸」「盲腸炎」と呼ばれています。

虫垂炎の原因

虫垂炎の原因ははっきりとはわかっていません。糞便(糞石)や異物などで虫垂の入り口が塞がったり、狭くなることが原因と考えられています。これによって血行が悪くなり、菌が増殖して感染し、炎症を起こすとされています。

虫垂炎の症状

虫垂炎は、腹部の不快感から始まって、やがて激しい痛みに変わります。時間がたつにつれて、腹部の痛みに加えて、発熱、吐き気、嘔吐などの症状が伴うようになります。

腹部で痛む場所は、初期はみぞおち周辺でズキズキとした痛みがあり、次第に右の下の下腹部へ痛みが移ります。

虫垂炎がひどくなると、虫垂が破れてお腹の中に膿がたまり、腹膜炎を起こします。このような症状が出ると、命に関わり危険な状況です。

救急車1

虫垂炎の治療法

虫垂炎は症状の程度によって、「カタル性」「峰窩織炎性」「壊疽性」の3つに分けられます。

・カタル性虫垂炎
最も軽度の炎症で、虫垂が少し腫れて、充血している状態。症状も上腹部、お腹全体の間欠的な痛みです。

・峰窩織炎性
炎症がもう少し進み、虫垂の内部あるいは表面に膿が付着している状態。

・壊疽性虫垂炎
炎症がさらに進み、虫垂の変えが腐ったり破れたりしている状態で、症状も右下腹部が激しく痛む。


カタル性が最も症状が軽く、カタル性の場合は薬物療法が行われます。「薬で虫垂炎を散らす」「薬で盲腸を散らす」とよく言われますが、抗生物質による内科的治療のことを指しています。薬物療法の場合は、10~20%の確率で再発します。

盲腸で手術が必要なのは峰窩織炎性、壊疽性にまで進んだ場合です。開腹手術と腹腔鏡を用いる手術の2通りがあり、腹腔鏡手術だと傷痕が小さく、さらに体にかかる負担も少なく入院期間は2~3日程度と短く済みます。ただ開腹手術に比べると治療費は高くなります。

開腹手術、腹腔鏡手術にはそれぞれメリット、デメリットがある為、医師の説明を受け、どちらを選択するかを決めます。

手術1

虫垂炎と間違われやすい病気

急な腹痛があると、盲腸か?と疑う人が多いと思いますが、盲腸以外にも、急な腹痛が起きる病気はたくさんあります。

激しい腹痛が起こる病気は、尿路結石、急性腸炎、大腸憩室症、卵巣腫瘍による茎捻転、骨盤内での炎症などがあります。

その為、虫垂炎が疑われる場合でも、他の病気も視野に入れ、触診を軸に採血、腹部のX線撮影、超音波検査などの結果を総合して診断します。特に重要となるのが、炎症の程度を示す白血球数で、虫垂炎の場合は、その値が異常に高くなります。女性の場合は、婦人科領域の病気との鑑別の為、CT検査が必要なこともあります。

病院3

虫垂炎でも命に関わることもある為、急な腹痛に襲われた場合は、早めに医療機関を受診することが重要です。

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