女性の30代、40代と若い世代にも増えている尿失禁(尿もれ)の原因や治療法

尿もれや頻尿など、30代や40代など、比較的若い女性の間でも、尿トラブルで悩んでいる方が増えているそうです。

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日本では成人女性の3人に1人が、尿失禁を経験している、と言われていて、よくある症状と言えます。

女性の尿トラブルを引き起こす原因や治療法などについて、詳しくまとめました。

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尿失禁の症状

尿失禁は、トイレ以外の場所で、自分の意思ではないのに尿が出てしまい、生活する上で困ったり、衛生上でも問題になることを言います。

尿もれの量には関係ない為、例えば咳やくしゃみをした時に下着が濡れる程度でも、自分の意思と関係なく漏れてしまうのは、尿失禁です。

以下の項目で当てはまるものが多いと、尿失禁、もしくは尿失禁予備群の可能性があります。

・くしゃみ、咳をした時に漏れる
・重いものを持ち上げた時に漏れる
・スポーツをすると漏れる
・強い尿意に襲われ、トイレが間に合わなかったことがある
・もう少しのところで我慢できずに漏れてしまったことがある
・冷たい水に触ると、急にトイレに行きたくなる
・日中、10回以上トイレに行く
・夜間、トイレの為に2回以上起きなくてはいけなくて辛い
・尿失禁の為、スポーツや旅行を十分に楽しめない
・尿失禁の為に気分が落ち込むことがある
・いつもトイレの場所が気になる
・これ以上悪化したらどうしよう、と不安を感じる

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尿失禁のタイプ

尿失禁にはタイプがあり、原因、もれ方などから、大きく4つに分けられます。

●腹圧性尿失禁(ふくあつせいにょうしっきん)
お腹に力が入ったはずみに漏れてしまう

●切迫性尿失禁
トイレに行きたいと思ったら我慢できずに漏れてしまう

●溢流性尿失禁(いつりゅせいにょうしっきん)
尿が溢れて絶えずチョロチョロと漏れてしまう

●機能性尿失禁
体が不自由だったり、認知症があったりしてもらしてしまう

多いのが腹圧性と切迫性ですが、どちらも持っている混合型もあります。

尿失禁の原因と治療法

尿失禁は、上で紹介したタイプによって原因が異なり、さらに治療法も異なります。

最も多い腹圧性尿失禁は、40歳以上の人、2回以上出産経験がある人、太っている人などに起こりやすく、また妊娠中、出産直後の人も起こりやすいです。妊娠中や出産直後はほとんど時間がたてば自然に治るので、治療する必要はありません。それ以外は、骨盤底筋体操、手術などが行われます。

切迫性尿失禁は、脳卒中の後遺症やパーキンソン病などの脳の病気によって起こったり、膀胱炎で膀胱が過敏になって起こることもありますが、脳にも膀胱にも異常がないのに起こるケースも少なくありません。その為、治療する際には、まずは原因を調べて、原因となる病気があるなら、その病気の治療を行い、病気がない場合は薬物療法や骨盤底筋体操などを行います。

溢流性尿失禁は、女性はさほど多くありませんが、子宮や直腸など、骨盤内の大きな手術をした後や糖尿病、重症の子宮脱によって起こることがあります。原因となる病気を突き止め、その病気に応じた治療法が行われます。

機能性尿失禁は、膀胱や骨盤底筋など排尿に関わる機能に問題がある訳ではなく、運動機能や脳の機能障害によって起こります。その為、専門家によるリハビリが必要です。

このように、ひと口に尿失禁と言っても原因はそれぞれなので、治療法も異なります。

チェック項目

骨盤底筋体操のやり方

骨盤底筋体操は、腹圧性尿失禁タイプに効果的で、2~3ヵ月続けることで、約7割が改善できる、と言われています。

仰向けで行う方法

1.仰向けに寝て膝を立てる。両膝の間は拳1つ分ぐらい開けて、リラックスする。
2.お腹に手をあて、肛門と膣、尿道に意識を集め、ギューっと胃の方に引き上げる感じで締める。お腹に力が入っていないか確かめながら行い、腰やひざにも力を入れないように。
3.10秒ぐらい引き締めたら力を抜いて30秒ほどリラックスする。これを10回繰り返す。
4.同様に早いテンポでキュッパッ、キュッパッと肛門、膣、尿道を締めてはゆるめる。これを10回繰り返す。

1日2~3セット行うようにし、慣れてきたら徐々に回数を増やしていきます。

椅子に座って行う方法

1.背もたれのある椅子に深く座り、足を肩幅に開いて床につける
2.手をお腹にあて、肩の力を抜き、背筋を伸ばして顔を前に向ける
3.肛門、尿道、膣を10秒縮めてはゆるめ、30秒リラックスする、これを10回繰り返し、さらにもう一度、早いテンポで10回繰り返す

仰向けで行う体操は、朝起きた時や夜寝る前などに習慣として行うようにし、座って行う体操は、テレビを見てる時は、仕事中、バスや電車の中でいすに座っている時に、周りの人にバレずにこっそりできます。

トイレ

尿失禁などの尿トラブルは、若い人にも増えていて決して珍しい病気ではありません。何となく病院に行くのが恥ずかしいと、セルフケアだけで我慢している人も多いようですが、今以上の悪化を防ぐ為にも、早めに泌尿科を受診して、治療を受けて下さい。

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