小学生になってもおねしょする原因は?おねしょを治す薬はある?

幼児が寝ている間におもらしをすることをおねしょと言いますが、発育過程での自然な現象として問題ないのは5歳ぐらいまでです。

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5歳、6歳をすぎてもおねしょをするのは、夜尿症という病気として捉えられています。おねしょをする原因や、おねしょを治す薬、対策法などについて詳しくまとめました。

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夜尿症とは?

先でも述べたように、5歳ぐらいまでの幼児が夜間睡眠中に排尿してしまうことをおねしょと言い、5歳未満の子どもなら、発育家庭の自然な現象なので、特に問題はありません。

5歳、6歳を過ぎても、1ヵ月に数回以上、夜寝ている間におねしょをしてしまうのを、夜尿症という病気として捉えられています。

夜尿症の患者は、小児(5歳以上15歳未満)の間で、約80万人と推定されています。成長するにしたがって自然治癒することもあり、年齢が上がるにつれて患者数は減っていきますが、成人になっても200人に1人ぐらいは夜尿症が残ることがあります。

眠る赤ちゃん1

夜尿症の原因

夜尿症が起こる原因ですが、科学的にはまだはっきりとは解明されていませんが、現段階では、以下の2つが主な原因と考えられています。

●尿量が減らない
通常は、夜、眠っている間は尿量を抑える抗利尿ホルモン、というホルモンが分泌されて、尿の量が少なくなります。夜尿症になると、何らかの原因で、この抗利尿ホルモンの分泌が十分されない為に、膀胱の容量以上に尿が作られて、膀胱から溢れてしまいます。

●膀胱が大きくならない
通常、夜、眠っている間の膀胱機能は、成長すると共に発達し、睡眠中に尿を多く溜められるようになります。ところが、何らかの原因で膀胱が十分に大きくならず、尿を溜めることができずに溢れてしまいます。

尿量、膀胱に異常が起こる原因は、睡眠のリズムが一定ではない為に、自律神経がうまく働かないことと、遺伝が関係していると言われています。

ある研究では、両親ともに夜尿症があった場合は約75%、片方の親だけに夜尿症があった場合は約50%に、子どもが夜尿症になる割合があることがわかっています。

また、夜尿症には以下の病気が隠れていることもあります。

・発育が遅れている
・注意欠如、多動、学習障害がある
・尿路感染症
・背骨、お尻の皮膚に異常がある(脊髄の腫瘍)

子ども1

寝る前にストレスを与えない!!

夜尿症は、上で説明した2点が主な原因である、と考えられていますが、睡眠の質が悪いことも、夜尿症の原因、と言われています。

その為、寝る前に子どもを怒ったり注意したりするのはやめましょう。寝る前に怒られると、子どもは嫌な気持ちのまま寝ることになります。すると、眠りの質が悪くなり、おねしょの原因となることがあるそうです。

子どもを叱ったり、注意したりしなければならない時は、昼間に言うようにして、寝る前に余計なストレスを与えないようにしましょう。

実際、寝る前は特に子どもに優しく接するようにしただけで、おねしょ、夜尿症が改善したケースも多くあるそうです。

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夜尿症は治る?

夜尿症は、成長にするにしたがって自然治癒する割合は、1年間で約10~15%、3年間で約30%程度です。

ですが、病院で正しい治療を受ければ1年間で約50%、2年間で約80%近くの患者が治ります。

早く解決することが多いので、おねしょ、夜尿症に悩んでいるなら、迷わず医療機関を受診するのがオススメです。

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夜尿症の治療法とは?

夜尿症の治療は、主に生活改善がメインとなります。生活改善を行っても、効果が見られない、改善が見られない場合は、医師と相談して、薬物療法、夜尿アラームのどちらかが選択されます。まれに、薬物療法と夜尿アラームの両方を使用することもあります。

●夜尿症を治す為の生活改善とは?

・早寝早起きを心がける
休みの日もダラダラと寝ないで、早寝早起きをして生活のリズムを整えます。生活のリズムを整えることで、睡眠の質がよくなります。

・夕食を就寝2~3時間前までに済ませる
水分を摂ってから膀胱に尿が溜まるまで2~3時間かかります。尿が膀胱に溜まり、排尿してから眠りにつけるように時間を逆算すると、夕食は寝る2~3時間前までに済ませておきます。

・夕方からの就寝するまで水分は控え目に
夕方から寝るまでの水分摂取量は、コップ1杯程度(200ml)にとどめておきます。

・朝、昼は水分をしっかり摂る
夕方以降の水分摂取を控える為、その分、朝・昼の水分はしっかり摂ります。活動している時の水分摂取量が少ないと脱水が起きてしまいます。活動が盛んな日中に水分をしっかり摂っておけば、夕方以降は控え目でも問題ありません。

・塩分を控える
塩分を摂り過ぎるとのどが渇きますよね?これは、血液中の塩分濃度が濃くなると、それを薄める為に、体が水分を補おうとして欲するためです。塩分の摂り過ぎには注意しましょう。

・糖分を控える
同じく用分も血液を濃縮する為、体が水分を欲してしまいます。お菓子はもちろん、炭酸飲料やジュースなどにも注意が必要、さらに果物に含まれる糖分も血液を濃縮するので、摂り過ぎには注意しましょう。

これらの生活改善を行うだけで、1~2割の患者は治る、と言われています。規則正しい生活、水分の摂り方、のどが乾かない工夫をしてみて下さい。

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●薬物療法
病院で処方される薬は、抗利尿ホルモン薬で、夜間に尿が多く作られるのを抑える薬です。抗利尿ホルモン薬を寝る30分~1時間前に服用します。

薬の効果が現れるまではしばらく時間がかかる為、薬を服用しながら、併せて生活改善も並行して行い、最低3ヵ月は薬を服用する必要があります。

●夜尿アラーム
夜尿アラームとは、センサーが尿を感知すると、大きな音が鳴って、本体が振動するものです。パジャマの襟あたりに本体を取りつけ、センサーをパンツの濡れやすい部分にはさんでおきます。コードを抜くと、音と振動が止まります。

センサーが尿を感知し、大きな音と振動を発すると、排尿は一時的に止まります。夜尿は少量ずつ出る為、寝ている間にセンサーを無意識に止めることで、大量の尿もれが防げ、さらに排尿を抑えることで、膀胱が徐々に大きくなることも期待できます。

夜尿アラームが鳴っても、子どもがそのまま眠っていたら、起こさずに眠らせておけばよく、起きたら、トイレに連れて行き、排尿させます。

夜尿アラームの使用も、最低でも3~4カ月は継続しますが、3~4週間で効果が見られます。また、夜尿アラームによって夜尿症が改善されると、再発が少なく、薬と同じぐらいの効果が認められています。

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小学生になってもおねしょをしていると、今後、学校の宿泊行事などで本人が困ることになります。本人が恥ずかしい思いをしなくて済むよう、大きくなってもおねしょが治らない、と悩んでいるなら、迷わず医療機関で受診するのがオススメです。早期に解決できますよ。

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