突発性難聴はめまい、吐き気もある?治療法や原因なとのまとめ

突発性難聴は、その名の通り、突然耳が聞こえなくなる病気です。

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聞こえなくなる以外にも、めまいや吐き気などの症状を伴うこともあり、メニエール病と間違われることもあります。突発性難聴の詳しい症状や原因、治療法、治療期間などについて詳しくまとめました。

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突発性難聴とは?どのような症状

突発性難聴は、突然、片側の耳が聞こえなくなります。その名の通り、その発症は突然で、「何月何日の何時頃、何をしている時に」と起こった時のことをはっきり言えるほどです。

厚生労働省の調査によると、突発性難聴の患者数は、ここ最近の10年の間で約1.5倍に増えていると言われています。突発性難聴は、男性女性、子どもから高齢者まで、男女差、年齢差もなく発症します。

突発性難聴は、内耳の蝸牛(かぎゅう)にある有毛細胞が障害される為に起こります。有毛細胞は、音を電気信号に変換する働きをしている為、正しい電気信号を脳に送ることができなくなり、聞こえが悪くなります。

聞こえなくなるのは片側の耳だけで、両耳に一度に起こることはありません。

症状は、

・片側の耳が聞こえなくなる
・聞こえなくなる前後に耳鳴りがする
・ぐるぐる回るめまいが起こる
・吐き気がする
・耳が詰まる感じがする(耳閉感)

などです。

聞こえなくなる前後に起こる耳鳴りの音は「ゴーン」という低い音や、「キーン」という高い音など、人によって様々です。

めまいは10分ほどで治まる場合もあれば、数日続くこともあります。聞こえがよくなるとめまいも治まり、それ以上繰り返すことはありません。耳鳴りとめまい、吐き気の症状が起こると、メニエール病が疑われることもあります。

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突発性難聴の原因

突発性難聴の原因は、まだよくわかっていませんが、以下の2つが原因と考えられています。

●血流障害
内耳の血管が細くなったり、血栓が血管を詰まらせたりして血流障害を生じ、それが原因になると言われています。高血圧や糖尿病、心臓病などがある人に多く見られ、これらの病気がある人は、血管の柔軟性がなくなる動脈硬化を起こしていることが多く、内耳の血流も障害される為、と考えられます。

●ウイルス感染
単純ヘルペスやおたふくかぜなど、耳の神経を傷めやすいウイルスに感染して、内耳に障害が起こるのではないか、と考えられています。

また、この2つの原因に関係しているのがストレスです。ストレスがあると血管が萎縮して内耳の血流障害が起こったり、免疫の働きが低下してウイルスに感染しやすくなる、と考えられています。

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突発性難聴の治療法

突発性難聴の治療は、体と耳の安静、薬物療法の2本柱で行われます。

●安静
・体を休める
・大きな音を避けるなどして、耳を休める

突発性難聴は、過労やストレスの影響も考えられる為、体の安静を保つことが大切で、さらに耳の安静も重要です。聴覚に障害を受けている時は、普段なら問題のない大きさの音でも、障害をさらに進めてしまう恐れがあります。

症状の程度、患者の生活環境によっては、1~2週間の入院が必要になる場合もあります。

●薬物療法
血流障害が疑われる場合は血管拡張剤、ウイルス感染がある場合はステロイド薬が使用されます。有毛細胞を守る為にビタミン剤も使用されます。主に内服薬が中心となりますが、耳の中に直接薬を注入する方法もあります。

ステロイドは作用が強くて有効ですが、その分、副作用も強いです。胃潰瘍や糖尿病、高血圧がある人が内服すると、それらの症状が悪化することもあります。中耳内への注入なら、局所に薬が届く為、全身への影響を防ぐことができます。

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突発性難聴の治療期間

突発性難聴は、治療を始めてから改善するまでの目安は2週間~1ヵ月程度です。突発性難聴は、発症した時が最も聴力が衰えていて、治療をすればそこから改善するか、改善しなくても、それ以上は悪化しません。

有毛細胞はいったん壊れてしまうと再生しないので、そのまま放置しておくと聴力の回復が難しくなります。その為、治療が遅れるほど症状は長引きやすくなり、改善する見込みも低くなります。また、発症時の聴力がまったくなかったり、症状にめまいを伴う場合、回復しにくいと言われています。

突発性難聴が起こるのは片側の耳だけなので、両方の耳に発症することはなく、補聴器で聴力を補うことも可能です。

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突発性難聴は、とにかく発症したらすぐに治療を開始するのがカギです。治療の開始が早いほど回復の可能性も高くなります。その為、遅くても発症後1週間以内に耳鼻咽喉科を受診するようにして下さい。

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