血尿が出る、でも痛みはなし!疑われる病気は尿路結石かも?

血尿が出るけど、特にそれ以外は症状がなく、痛みもない場合、疑われる病気のひとつに尿路結石があります。

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尿路結石は男性に多い病気で、その痛みは七転八倒の苦しみ、と言われています。突然の疝痛発作に襲われる前に、血尿が現れたら医療機関を早めに受診するようにして下さい。尿路結石について症状や原因、治療法などについて詳しくまとめました。

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尿路結石とは?

尿路結石とは、尿の通り道である尿路に石が出来て詰まり、様々な症状を引き起こす病気です。

尿路結石を患う人は年々増えていて、さらに男性に多い病気です。男性の生涯罹患率は15.1%、つまり男性は7人に1人が、一生の間で一度は尿路結石にかかる、という計算になります。

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尿路結石の症状

尿路結石の症状は、結石のある場所、大きさなどによって異なります。尿路結石の症状は、主に以下のものがあります。

・疝痛発作(せんつうほっさ)
尿路結石の代表的な症状で、背中、脇腹、下腹部などに、突然激しい痛みが起こり、この痛みは七転八倒の苦しみ、と言われるほどの激痛です。あまりの痛みに悶絶状態になり、救急車で搬送される人も珍しくありません。

疝痛発作が起こるのは、腎臓でできた結石が、狭い尿感に落ちた時です。

結石によって尿管が詰まると、尿の流れがせき止められ、腎臓に逆流して、腎盂(じんう)と呼ばれる部分の内圧が急激に高まり、何とか尿を下に押し戻そうとして尿感が激しくけいれんします。この時に、腎臓を覆っている腎皮膜も緊張し、この尿けいれんに腎皮膜の緊張が加わり、激しい痛みが生じます。

痛みは、しだいに内圧が下がると同時に治まっていきます。結石が移動して、膀胱に落ちれば痛みはなくなりますが、そのまま尿管にとどまっていると、再び疝痛発作が起こります。

・血尿
結石が詰まって尿路がけいれんを起こした時や、結石が尿の流れに乗って移動する時に、尿路の粘膜を傷つけることがあります。その際に出血して、血尿が出ることもあります。

血尿の程度は様々で、肉眼ではっきりわかるものもあれば、顕微鏡で見ないとわからない程度のものもあります。

疝痛発作が起こる前に血尿が出たら、その他に症状がなくても尿路結石を疑って、早めに医療機関を受診するのが推奨されます。

・その他の症状
尿路結石の主な症状は、疝痛発作と血尿ですが、結石の位置、大きさによってはそれ以外に、頻尿、残尿感など膀胱炎に似た症状や、排尿痛、排尿困難、さらに尿が濁ったり、発熱などの症状が現れることもあります。

症状が現れる前に、人間ドッグなどで発見されるケースもあります。

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尿路結石の原因

尿には、体中から集められた老廃物や不要な成分が濃縮されていて、何らかの原因で、尿の成分のバランスが崩れたり、尿が濃くなると、結石ができやすくなります。

尿の成分のバランスが崩れるのは、食生活の乱れや代謝異常、水分不足などが原因にあります。中でも最も多い原因が食生活の乱れです。

食生活の欧米化が進み、和食中心から動物性たんぱく質や動物性脂肪をたっぷり摂る欧米型の食事への移行が、近年の尿路結石患者が増えている最大の理由と考えられています。

食生活の乱れの他には、カルシウム不足、カルシウム過剰摂取、遺伝、メタボリックシンドロームなどが原因として挙げられます。

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尿路結石の治療法

尿路結石は、結石の大きさ、種類、場所、腎機能障害の有無、尿の通過障害の有無などによって、治療法が異なり、保存的療法と侵襲的療法の2つに大きく分けられます。

●保存的療法
保存的療法は、結石が尿と一緒に自然と排泄されるように促す治療法です。石が小さく、尿の通過障害や腎機能の低下がない場合に選択されます。

さらに保存的療法には自然排石促進法と薬物療法があります。自然俳石促進法は、水分を多めに摂るなどして、自然に排石を促し、薬物療法は、薬物によって結石を溶かして排泄を促します。

自然排石法は、身体への負担が少ないのが最大のメリットですが、排石されるまでに数ヵ月かかることもあり、出るのを待っている間に疝痛発作が起きたり、合併症が起こるリスクがあります。
その為、保存的療法を選択しても、なかなか排石されない場合は、侵襲的療法に切り替えられることがあります。

●侵襲的療法(しんしゅうてきりょうほう)
侵襲的療法は、石が自然に排石されるのを待つのではなく、積極的に結石を除去する治療法です。

結石の大きさが1センチ以上で自然排石が期待できない時、合併症がある時、尿の通過障害がある時、腎機能が低下している時などに選択されます。

侵襲的療法は破石治療が中心になっています。破石治療は、体の外から衝撃波をあてて結石を砕いて、尿とともに排泄させます。他にも、内視鏡を挿入して、超音波やレーザー、圧搾空気などで結石を砕いて取り除く内視鏡治療などがあります。

以前は侵襲的療法というと、開腹手術しか方法はありませんでしたが、尿路結石の治療法はここ数十年で飛躍的な進歩をしている為、開腹手術をすることはほとんどなく、尿路結石が除去できるようになっています。

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尿路結石の再発を防ぐには?

尿路結石は、非常に再発率の高い病気です。さらに再発回数も1回とは限らず、2回、3回と繰り返す人も少なくありません。その為、治療後は再発を防ぐ為に、生活習慣、食生活などに注意する必要があります。

結石でできやすい食べ物や飲み物、結石を予防するための生活習慣などについてはコチラの記事に詳しくまとめてあるので、ぜひ参考になさって下さい。

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尿路結石は命に関わるような大きな病気ではありませんが、その痛みを、経験者は「人生最大の痛み」「耐えられないほどの痛み」「悶絶するほどの痛み」と語っています。

突然の悶絶するような痛みに襲われる前に、血尿が出るなど、尿路結石が疑われる症状が現れた場合は、早めに泌尿器科を受診しておくと安心です。

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