顎関節症、自分でできるくせ(TCH)の治療、改善方法とは?

顎関節症は、以前は噛み合わせの悪さが主な原因と言われていましが、ここ最近は、TCHという歯を接触させる癖が主な原因、という考え方に変わってきています。

歯が痛い1

TCHが原因の場合は、特に病院で治療を行わなくても、セルフケアで改善が可能です。顎関節症の原因のひとつであるTCHについて詳しくまとめました。

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顎関節症の症状

顎関節症は、日本人の二人に一人が一生のうちに経験する、と言われている、よくある病気です。

以下の症状が現れたら、顎関節症が疑われます。

・口を開けようとすると、顎の関節、筋肉が痛い
・口が大きく開かない、途中までしか開かない
・口を開け閉めした時、カクカク、ガクガク、ジャリジャリなどの音がする

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顎関節症の原因、TCHとは?

先でも述べたように、以前は顎関節症の主な原因は噛み合わせの悪さ、と考えられていました。

しかしここ最近、噛み合わせの悪さよりも、歯を接触させるTCHという癖が主な原因である、という考えになってきているそうです。

ある調査では、痛みを伴う顎関節症の患者の約8割に、この歯を接触させる癖のTCHが見られました。

TCHが原因なら、TCHを改善することで、特別な治療を受けなくても、顎関節症の症状も改善されます。

・TCHとは?
THCとは、歯を接触させる癖のことで、Tooth Contacting Habitの頭文字をとってTCHと言われています。

口(唇)を閉じている時、上の歯と下の歯は接触しているのが普通の状態、と思っている方が多いようですが、本来、上と下の歯は、会話をしている時、ものを噛んでいる時(咀嚼)、飲み込む時(嚥下)などの時に、瞬間的に接触するだけです。つまり、口を閉じていても、上下の歯は接触していないのが普通の状態です。

しかしTCHがある人は、口を閉じている時に、上の歯と下の歯が接触しています。

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TCHが顎関節症を引き起こす原因

TCHがあると、なぜ顎関節症を引き起こすのか?について詳しく説明します。

上と下の歯が離れている時は、顎には力が入っていないので、リラックスした状態です。しかし上と下の歯が触れている時は、筋肉、顎関節に力が加わっていて、自分では無意識、気付かなくても、筋肉、顎関節に負担がかかっています。

歯は軽く触れているだけなのに、そこまで負担が大きくなるのか?と思われるかも知れませんが、長時間続くと、負担が蓄積して疲労を招き、顎関節症が起こりやすくなると考えられています。

TCHのチェック方法

顎関節症が疑われる症状が現れたら、まずは自分にTCHがないか、以下の方法でチェックしてみて下さい。

1.姿勢を正しくし、正面を向いて目を閉じる
2.唇を軽く閉じる
3.上の歯と下の歯が接触しないように軽く離す

上の歯と下の歯を軽く離した時、口の周りに違和感を感じた場合、TCHの可能性があります。普段から歯が触れている感覚に慣れている為、逆に離すと違和感を感じるのです。

また、TCHのある人は、口の中を観察してみて下さい。舌や頬の内側に歯が押し付けられて、歯の痕がついていることもあります。

チェック項目

TCHを改善するセルフケア方法

顎関節症が疑われる症状があり、さらに上記のTCHチェックをしてみて、TCHの可能性があった場合は、まずはTCHを改善します。

TCHの改善は、病院などで特別な治療を行わなくても、簡単なセルフケアで改善が可能です。

TCH改善、セルフケア方法
●日常生活の中で目に触れる場所に、「歯を離す」「リラックス」などのメモ書きを貼り、メモを目にした度に、顎の力を抜いて歯を離すようにする

たったこれだけの方法です。メモを貼るのは冷蔵庫やパソコン、テレビ、トイレなど、家の中のよく目につく場所にして下さい。職場でも、パソコンや電話など、目に入る場所に貼るようにします。自分が理解できる言葉なら何でもOKです。大切なのは、メモを見るたびに顎の力を抜いてリラックスし、歯を離すようにすることです。

メモを見るたびに歯を離すようにしていると、次第にメモを見なくても、歯が接触しただけで、条件反射的に歯が離れるようになります。早い人だと、2~3週間で効果が現れます。

TCHが原因の顎関節症の場合なら、TCHが改善されることで、顎関節症の症状も改善される人がほとんどです。TCHが改善しても症状が治まらない場合は、医療機関を受診して下さい。

TCH メモ

TCH以外の顎関節症の原因

TCH以外で顎関節症の原因として考えられるのは、

・噛み合わせの悪さ
・うつぶせで寝ている
・頬杖をつく癖がある
・歯を食いしばるスポーツをしている
・寒い中で過ごすことが多い

などがあります。

うつ伏せで寝ると、顎関節や筋肉が圧迫され痛みが出やすくなります。頬杖は、上下の歯を接触させてしまいます。寒い中で過ごしていたり、歯をくいしばることが多いスポーツなども、緊張して顎に力が入りやすく、歯をくいしばって負担をかけてしまいます。

普段の生活を見直してみて、顎関節症を引き起こす原因を少しでも取り除くようにしてみて下さい。

目が疲れている女性1

TCHは顎関節症だけでなく、肩凝りや首の凝り、自律神経のバランスを崩す、精神疾患を悪化させるなど、全身の健康に影響を及ぼすと考えられています。

その為、顎関節症の症状がない場合でも、もしTCHがあった場合は、ここで紹介したセルフケア方法で、TCHを改善することが推奨されます。

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