血液検査の見かた、貧血は項目のどこをチェックするべき?

血液検査を受け、その結果を見ても、項目、数値の見かたが分からない、という方も多いと思います。

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貧血かどうかや、病気が隠れていないかをチェックするには、どの項目を見るべきなのか、見るべきポイントや基準値について詳しくまとめました。

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血液検査、見るべき項目はココ!

一般的な血液検査で調べられる項目と項目の意味、さらに基準値や、注意して見るべきポイントは以下の通りです。

●赤血球数
役 割 : 胸骨や腸骨、骨髄の幹細胞で作られ、全身に酸素を運ぶ役割をしています。赤血球の数値が低いと貧血の症状が出やすいです。
基準値 : 370~540万/マイクロリットル

●ヘモグロビン(血色素量)
役 割 : 赤血球内にある鉄原子を含むたんぱく質で、酸素と結合して全身に運ぶ役割をしています。10~12glだと軽度の貧血です。10g/dl以下は治療の対象となります。
基準値 : 11~17g/dl

●ヘマトクリット
役 割 : 一定量の血液量に含まれている赤血球の割合のことで、容積比率を指しています。低い場合は血が薄い状態で、貧血が疑われます。
基準値 : 34~49%

●MCV、MCH、MCHC
役 割 : 赤血球指数のことで、この数値を用いて、赤血球の大きさや容積を測定します。
基準値 : MCV84~100fl、MCH27~34pg、MCHC32~35%

●網赤血球数
役 割 : 骨髄での赤血球の産生状態を表しています。貧血治療の効果があるとこの数値が上がります。
基準値 : 7.0~19.0%

●白血球数
役 割 :感染症や組織破壊など、炎症性疾患の診断基準となります。
基準値 : 2700~8800/マイクロリットル

●血小板数
役 割 : 出血を止める働きをします。高い場合は鉄欠乏性貧血の可能性があります。
基準値 : 14~34万/マイクロリットル

●フェリチン
役 割 : 貯蔵鉄たんぱくのことで、血清鉄が不足した時に使われ、適正値を保つ為に働いています。フェリチンの数値で隠れ貧血が分かります。
基準値 : 6~138ng/ml

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●総コレステロール
役 割 : 血液中のコレステロールの総量です。HDLコレステロール、LDLコレステロールを合算したものです。
基準値 : 132~252mg/dl

●HDLコレステロール
役 割 : 血管壁についている余分な脂質を取り去る、いわゆる善玉コレステロールのことです。
基準値 : 48~74mg/dl

●LDLコレステロール
役 割 : 肝臓で処理するはずの余分なコレステロールを体内にばらまく、いわゆる悪玉コレステロールのことです。HDLコレステロールとLDLコレステロールの比率が1:1なら動脈硬化になりにくい、と言われていて、バランスで血液粘性をチェックします。
基準値 : 70~139mg/dl

●中性脂肪
役 割 : エネルギー源となる物質で、炭水化物や飲酒で増加します。
基準値 : 38~193mg/dl

●TIBC(総鉄結合能)
役 割 : 血液中のトランスフェリンが鉄と結合できる総鉄量で、鉄欠乏性貧血の時は数値が高くなり、鉄欠乏性貧血以外の溶血性貧血や慢性炎症性疾患、悪性腫瘍などの場合は数値が低くなります。
基準値 : 250~450/マイクログラム/dl

●血糖
役 割 : 血液中のブドウ糖値で、9時間以上何も飲んだり食べたりしない場合の空腹時の血糖です。
基準値 : 60~110mg/dl

●HbA1c
役 割 : 血管内のブドウ糖がヘモグロビンと結合した量で、1~2ヵ月の血糖を推定できます。最近は食後2時間たっても血糖値が低下せず、高血糖の状態が続く「食後高血糖」が注目されています。
基準値 : 4.6~6.2%

●γ-GTP
役 割 : たんぱく質の分解酵素で、主に肝臓の解毒に作用します。飲酒などで数値が上がります。
基準値 : 16-73U/I

●尿酸
役 割 : プリン体が肝臓で分解されて生じる老廃物です。数値が高いと抗尿酸血症(痛風)に注意が必要です。
基準値 : 2.5~6.3mg/dl

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数値が基準値の範囲なら安心ですが、基準値ギリギリ、という場合は、時間の検査の時には基準値を超えているかも知れません。基準値内だからといって安心せず、ギリギリの数値のものがあれば、それらを改善するよう、生活習慣や食生活を見直すことが大切です。

せっかく受けた血液検査、ぜひ結果を見て活用して下さい。

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